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2025-10-13

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【初心者必見】Mロッドは本当に万能?バス釣りにおける“バーサタイルロッド”の真実

バスフィッシングで「バーサタイルロッド」と呼ばれる代表格が M(ミディアム)ロッド です。ショップや解説記事でも「まずはMから」とすすめられることが多く、初心者にとって定番の1本。
ですが――本当にMロッド1本で、すべての釣りをカバーできるのでしょうか?

本記事では、Mロッドの定義や歴史的背景、メリット・デメリットを整理しながら、なぜバーサタイルと言われるのか、どこまで万能なのか を冷静に解説していきます。


Mロッドとは?(定義と特徴)

Mロッドは「中間的なパワー」を持った番手。扱いやすさと守備範囲の広さが特徴です。

  • ルアーウェイト:7〜21g(1/4〜3/4oz前後)
  • 長さ:6’6〜6’10インチが基準(取り回しと飛距離のバランスが良い)
  • テーパー:レギュラー〜レギュラーファーストが主流

👉 スピナーベイト、クランクベイト、テキサスリグなど、幅広いルアーに対応できる汎用性こそMロッド最大の魅力です。


Mロッドの歴史的背景

Mロッドが「基準」と呼ばれるようになったのには理由があります。

  • 1990年代:日本のバス釣りブーム期、「1本で色々できるロッド」として普及
  • 当時のトーナメント:Mロッドの使用率が高く、多くのアングラーにとって基準の存在に
  • 2000年代以降:ML(ミディアムライト)、MH(ミディアムヘビー)などが細分化
  • 現在:Mは“真ん中の番手”として位置づけられ、初心者から上級者まで幅広く支持

👉 歴史的にもMロッドは「スタンダード」の立場を築き、今もなお揺るがない存在感を誇ります。


Mロッドのメリット

  1. 汎用性が高い
    → とりあえず1本持っておけば、多くのシチュエーションで釣りになる安心感。
  2. キャストの安定性
    → 硬すぎず柔らかすぎないため、初心者でも投げやすい。
  3. 幅広いルアーを試せる
    → 1本でスピナベもクランクもテキサスも扱えるため、入門ロッドに最適。

Mロッドのデメリット

  1. ライトリグには不向き
    → ネコリグやダウンショットなど繊細な釣りにはパワーが強すぎる。
  2. ヘビーカバーやビッグベイトには非力
    → ウィードの濃い場所や大型ルアーでは力不足を感じやすい。

👉 「万能=完璧」ではなく、守備範囲が広いことが強み。
「Mさえあれば全部できる」と考えるのは誤解です。


実釣シーンで感じるMロッドの強み

例えば、広いエリアを巻物でサーチしたあとに、狙いをカバー周りへ切り替える場面。
Mロッドなら、スピナーベイトやクランクを投げてテンポよく探った後、そのまま7gのフリーリグに結び替えて、カバーが絡むバンクをずる引きで攻める――そんなローテーションが1本で成立してしまいます。

巻物でバスの位置を大まかに把握し、その流れでボトムの釣りにシフトできるのは大きな強み。実際にやってみると「1本でここまで対応できるのか」と思わされるはずです。

👉 もちろん、ライトリグ専用ロッドの繊細さや、ヘビーロッドのパワーには敵いません。
それでも「とりあえずMでゲームを組み立てる」ことができる安心感は、バーサタイルと呼ばれるにふさわしい理由のひとつと言えるでしょう。


Mと他番手の違いをざっくり比較

MLロッドとの違い

ライトリグや小型ルアーを扱うならML(ミディアムライト)が得意。
Mでもやれないことはないけれど、操作感や感度はMLのほうが一枚上手です。
👉 「繊細な釣りをしたい」と思ったら、MLを揃える価値があります。(関連記事予定)

MHロッドとの違い

カバー撃ちやビッグバスを狙うならMH(ミディアムヘビー)の出番。
Mで挑むと「もう少しパワーが欲しい」と感じるシーンも多いでしょう。
👉 強気の釣りに挑戦したいなら、MHの特集記事で詳しく解説します。


初心者におすすめのMロッド活用法

  • 最初の1本目はMで問題なし
    → 釣りを始める段階では、Mロッドが最もバランスよく使える。
  • できること/できないことを理解して使う
    → 苦手なジャンルまで無理にMでカバーしないこと。
  • 将来的にMLやMHを追加
    → MLでライトリグ、MHでカバー撃ちを補うと、自分のスタイルに合ったタックル体系が完成。

まとめ

Mロッドは、バス釣りにおける“基準点”ともいえる存在。
バーサタイルという言葉にふさわしい万能感を持ちながら、すべてを完璧にこなせるわけではありません。

大切なのは――

  • まずはMから始める
  • 次にMLやMHで補う

この流れを理解しておくことで、タックル選びに迷う時間を減らし、釣りそのものを楽しめるようになります。

👉 次回は、よりパワーを持った MHロッド(ミディアムヘビー) を詳しく解説します。
Mでは届かない「もう一歩強い釣り」が見えてくるはずです。
詳細は MHロッド解説ページ をチェックしてください。

👉 他のロッド解説もまとめています:
【ロッド特集ページ|硬さ・長さ・用途で選ぶバスロッド解説】

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