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2025-10-13

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ネコリグ入門:特徴・使い方・タックル解説

ネコリグとは?

ネコリグは、ストレートワームの頭にネイルシンカーを差し込み、ワーム中央付近にフックをセットして使うリグ。日本で生まれたフィネスリグの代表格で、今ではアメリカのトーナメントでも高く評価されている。

最大の特徴は「ワームが水中で立ち姿勢を保ち、ピクピクと小刻みに震える」こと。これがエビやゴリのような底生生物を捕食しているバスに強烈に効く。スレたフィールドでも口を使わせやすく、初心者からベテランまで信頼できるリグだ。

ネコリグの特徴

  • ナチュラルとリアクションの両立
    シェイクすれば繊細に揺れるが、止めれば生命感のある姿勢でステイできる。
  • スレバスに強い
    プレッシャーが高いメジャーフィールドでも実績がある。
  • 根掛かり回避力
    オフセットフックでカバー攻略も可能。
  • レンジ調整が容易
    ネイルシンカーの重さでフォールスピードを変えられる。

基本的な使い方

  1. キャストしてボトム着底
    まずは底に着けてワームを立たせる。
  2. シェイクで誘う
    ロッドティップを小刻みに揺らすと、ワーム全体が震え、小魚や甲殻類のように見える。
  3. ステイで食わせの間を与える
    動と静を織り交ぜることで、バスに口を使わせやすくなる。
  4. リフト&フォール
    少し持ち上げて落とす動作でも効果的。

初心者は「シェイク+ステイ」の繰り返しから入るのがオススメだ。

実践的な応用テクニック

スイミングで誘う(春・秋に効果的)

ネコリグはボトムだけでなく、スイミングでも力を発揮する。春や秋、回遊バスや散ったバスに有効だ。

基本は 0.9〜1.3gの軽量ネイルシンカー。ラインスラックを残してシェイクしながらリトリーブすることで、水中をフワフワと泳がせられる。

イメージは「ラインを振って山なりをいくつも作る」こと。その山なりが水中のワームに振動を伝え、自然に泳ぐように見せられる。

春はシャローに入ってきた個体に、秋は群れが散って巻き物に反応しないときに特に有効だ。

ズル引きでナチュラルに

シンプルにズル引きでも釣れるが、意識次第で動きが変わる。

ポイントは シンカーをできるだけ軽くすること。ボトムを感じられる最小限にし、ルアーを無理に動かそうとせず、ラインシェイクによる振動で引いてくる。

リグが寄ってきた分だけラインを巻き取ればOK。こうすると余計な引きが入らず自然に震え、食い渋った魚にも口を使わせやすい。さらに、バスがバイトしてもラインテンションが掛かっていないので違和感を与えにくく、フッキングに持ち込みやすい。

タックルセッティング

ロッド

  • スピニング:ML〜Mクラス(6.6〜7ft)。感度重視。
  • ベイト(パワーネコ用):M〜MHクラス。カバーから強引に引き出せるパワーが必要。

リール

  • スピニング:2500〜3000番。軽量リグ向き。
  • ベイト:ベイトフィネスモデル。

ライン

  • スピニング:PE0.6〜0.8号+フロロ6lb前後。
  • ベイト:フロロ8〜12lb。

ワーム

  • ストレートワーム3〜6インチが基本。
  • 細身=ナチュラル、太め=アピール強め。

フック

  • マスバリ:オープンウォーターでフッキング率重視。
  • オフセット:カバー攻略向け。

シンカー

  • ネイルシンカー0.9〜2.7gが基本。
  • 軽め=スロー、重め=ディープや風対策。

ネコリグが効くシチュエーション

  • ハイプレッシャー時
  • クリアウォーター
  • ハードボトム
  • 縦ストラクチャー攻略

他リグとの違い

  • ワッキーリグ:水平姿勢で揺れる。
  • ダウンショット:シンカーとワームが分離。
  • ネコリグ:立ち姿勢で小さな生命感を演出。

まとめ

ネコリグは、日本発祥のフィネスリグで「喰わせ力」に優れた万能リグだ。基本はボトムでのシェイク+ステイだが、スイミングやズル引きなど応用も広い。

特に春と秋にはスイミング、食い渋った状況ではズル引きが効く。タックルと使い方を押さえれば、初心者でもすぐに釣果につながるはずだ。

👉 他のリグについても知りたい方はこちらの記事へ:
バス釣りリグ大全|初心者向け仕掛けの種類と特徴ガイド

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